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俺とオマエのFIGHT CLUB

男女が「結婚相手」に望む年齢レンジは生物学で決まる──子作り独占契約と、子育て資源供給契約

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──現代社会に生きるホモサピたちに

「結婚相手としてもっとも魅力的に思う異性の年齢は?」

と聞けば、みんな “なんとなくのフィーリング” を働かせて、ざっくりと「○歳くらい!」と回答をくれるだろう。

 

でも、そこからさらに「なんで?」と聞いた途端、当初の “なんとなくのフィーリング” は消え去って、「うーん」と一斉にシンキングタイムがはじまる。

 

そうして出てくる理由はまったく人工的なもので、ナチュラルなものではない。「やっぱり○○歳くらいかな」とヒト特有の社会性を効かせた修正も入る。

 

 

──このエントリーでは、はじめの「なんとなくのフィーリング」の方をみていきたい。そういうぼんやりしたフィーリングは、進化のなかでヒトが身につけた適応物である可能性が高い。そうであれば、そこにはメカニズムがある。

 

一般によく知られていることとして、オトコが結婚相手に望む年齢のレンジと、オンナが結婚相手に望む年齢のレンジにはかなり差がある、ということがある。

 

その「フィーリング」の男女差は、いったいどういうメカニズムから生まれたものなのか? 進化生物学的な視点から迫りたい。

 

 

オトコは若いオンナと結婚したい

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人類学者のフィールドワークによれば、部族社会(ヒト社会のオリジン)のオトコが結婚相手として望むのは若いオンナだ。

とくに性的に成熟し、妊孕力(子どもを健康的に産む力)が最も高まる年齢のオンナを男たちは求める。

 

女性ホルモンはファクターの一つだろう。「女らしさ」を生みだすエストロゲンの分泌量がオンナの生涯でピーク値をつけるのは22〜24歳頃だ。

 

エストロゲンはオンナの性的魅力を目一杯に引き出す作用をする。そして医学的にオンナの妊孕力(Fertillity)がもっとも高まる年齢は18〜22歳の頃になる。

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また、生物学的にオトコの目を惹きつけるセクシャル・キューになっているガイノイド脂肪(おっぱいやお尻、太ももなどにつき、ボン・キュッ・ボンのスタイルを作る脂肪)の割合がピークを迎えるのも18〜22歳頃であり、これはオンナの妊孕力が最大となる時期に一致する。

 

男はガイノイド脂肪をオンナの生殖力を表すサインとして認識しているようだ。(Thornhill & Gangestad, 2008)

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──ガイノイド脂肪からオトコが推し量るものは「出産能力の高さ」だけではない。それは単純に「若さ」を表すシンボルでもある。

 

髪のつや、肌のみずみずしさ、オッパイとお尻のハリ、膣壁の弾力性・・・

 

そのような男が求める“オンナの美”(最後のやつも男にとってはもちろん「美」だ)にはほとんどエストロゲンが関与している。──そしてその分泌量は加齢とともに減少していく。

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では、「出産能力」以外に、男が結婚相手に「若さ」を求める理由とは何か?

 

──それは「繁殖力」だ。

 

若さとはつまり、「これからたくさん子供を産んでくれそうだ」という期待を男に抱かせるサインである。

 

男は、配偶者に対し、ただ健康な子どもを産めるという能力だけでなく、子どもを産める回数を(本能的に)求めている。

 

生物個体は自らの遺伝子が搭載されたコピー個体(子ども)を増やすことを望む。そうすれば遺伝子生存戦略に適うからだ。

 

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ただし、生物個体がコピー個体を作っても、それが生殖段階にまで至れなかったら意味がない。

(ex. 子を無くした親の悲しさがもっとも高まるのが「あと少しで生殖段階に至れたのに!」という15〜18歳の子どもを亡くしたケースであるという調査報告がある。それは積み上げた時間に比例するわけではなく、ともに暮らしている場合であれ、30歳や40歳の娘や息子の死亡となると引き下がっていく)

 

だから、育児投資が可能な範疇で、という話になるし、そもそも生物個体がコピー個体(=子ども)をつくりだすために振り分けることが可能な生命リソースには限りがある。

(アメーバのような無性生殖はコピーが簡単だがウイルスなどの寄生者に弱いし、環境の変化にも耐えられない。また昆虫のように卵をたくさん産めば繁殖は容易いが、個体の寿命は総じて短くなり遺伝子の“生存”という目的に見合わなくなる)

 

ゆえに男は、できるだけ時間的リソースと生命エネルギー量が豊富に残されているオンナを選ぼうとし、それが「若さへの(異常な)こだわり」というものにつながる。

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進化生物学者はこのようなオンナの将来にわたる繁殖能力のことを

「RRV:rasidual reproductive value, 残存生殖価値」

ファイナンス用語にかけて呼称する。(Thornhill & Gangestad, 2008)

 

──リアルでこのような表現をすると非難が出るだろうが、配偶戦略とはまさに投資戦略そのものだ。

 

ファイナンスの世界では、ニワトリの経済価値には将来的に産むと期待されるタマゴの数が含まれる。

 

米・起業家のイーロン=マスクが今のところ何の収益も上げていない民間宇宙会社のスペースX社を莫大な金を用いて経営できているのはこの仕組みのためだ。

 

投資家たちはみな、そこにある「夢」に値をつけ、それを実際に買っている。

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若くて将来性が高いオンナであるほど、結婚市場において彼女の魅力は過大に評価される。

 

世の男たちは、若いオンナに魅力と夢を感じ、“今のうちにこの子を捕まえて、長期にわたる俺との子作り契約を結んでおこう”、と本能的に思う。 

 

若い女はどんな社会であろうと結婚需要が高い。さまざまな年齢層の男が “健康に出産でき、耐用年数の長いオンナ” に群がるために、若い女の評価はバブル株のようにはね上がっていく。

 

──もちろんだが、現代の男は「この女は健康に出産できるか?」「子供を何人産めるか?」なんてことをアタマでいちいち意識しているわけではない。

 

彼らはただ、彼女の若い容貌に惹かれているだけだ。

 

そしてその “若い容貌に惹かれる” という無意識の選考基準が、上記の目的をクリアするために形作られた進化上の適応物だという事。

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若いオンナの株には高い値がつく。そのために買い手として群がる男のランク(魅力度)もかなり高くなる。ランクの低い男では買えないからだ。

 

 

一方で、もう若くはない個体──「熟女」は、セックス需要が高いレベルを保っていることもあれど、結婚需要に関してはたいがい(若い時に比べて)低下している。

 

それは、結婚”=排他的かつ半永続的な子作り契約を、オトコが彼女と結ぶメリットが、RRV(残存生殖価値)の低下に伴い減少しているからだ。

 

熟女は、エストロゲン値の低下により、男の目を惹きつける妊孕力の指標:ぷりぷりのガイノイド脂肪をほとんど生成できなくなっている。

──そして男の目はそれを目ざとく認識するように適応進化している。

 

代わりに増えてくるのはアンドロイド脂肪というやつで、おっさんの腹まわりについているのとおなじやつだ。これはいわゆる “だらしないカラダ” を生み出す。

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──これくらいなら全然アリだし個人的にはナイスバディ。しかし「ぽっちゃり」は男の “ヤリモク” を誘引するという生物学的事実がある。

「熟女みたいなだらしないカラダはソソる」というオトコは多い。だが彼らは「熟女と結婚したい」と思っているわけではない。

 

男はこの脂肪がオンナについているのを見ると、セックス欲は下がらなくとも、結婚欲は下がる。男の本能が「長期の子作り契約を結ぶのには、この熟女個体は相応しくないな」と判断するためだ。(Ogas & Gaddam, 2012) 

 

若くてもデブな女の子は、男の本能からは“熟女”のカテゴリによって認識されている。彼女たちはとにかくアンドロイド脂肪を大量に身に纏っているのだ。

 

「なんでいっつもヤリ捨てされるんだろ?」

──みずからの脂肪に聞け。

 

 

 

 

 

オンナは若すぎず、オッサンすぎない男と結婚したい

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──世間では、加齢による結婚価値の低下について、「それは女の問題だろ」と余裕をこいている男たちも多い。

しかし、オトコも決してオンナのことばかり言ってはいられない。

 

男も、女からの結婚相手としての評価は、加齢に伴って確実に低下していく。

これも進化上の適応だが、男は子どもを妊娠・出産しないために、子作り能力の低下がその主たる要因ではない。

 

確かに精子も劣化するが、それは女性の卵子劣化に比べれば誤差のようなものだ。

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・たとえばダウン症児の出産頻度は、母親年齢25歳の平均がおよそ0.05%、35歳で2.8%、45歳で8.33%にまではね上がる。

・一方で父親のほうのデータを見てみると、〜29歳が0.06%、30〜39歳で0.09%、40〜60歳で0.32%だ。

精子は基本的にDNA情報を運搬するだけのものなので、理論的にも、統計的にも、ほぼ劣化しない。

確かに、0.06%が0.3%になるのだから「リスクが5倍になっている!!」とは言えるのだが、ミクロな数字をミクロな数字と比較して、リスクが○倍に上昇!というのは、数字のマジックを利用したイメージ操作にすぎない。

ただし、不妊は夫婦ふたりでコミットに当たるべき問題であり、妻だけを責めて、立場的に孤立させるような夫はクソだろう。

 

男の結婚相手としての価値が、加齢に伴い低下するのは、子作り能力に関するものというよりも、育児投資力に関するものだろう。

 

例えば、オンナが結婚&扶養相手に“資産のみ”を求めるとしよう(残念ながら、ヒトの生物学的な生殖システムは“二重構造”になっているので、オンナが男の経済力のみを目当てに結婚するということは、生物学的にもよくあり得る)。

 

現代社会において、オトコの資産額や給与額=子育てリソースの側面だけを比較してみると、20代や30代の若い男は40や50のおっさんに叶うはずはない。

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じゃあ、男はおっさんになればなるほど資産額や給料額が上がるからモテるのか?(少なくとも育児投資を求めるオンナからは──)といえば、けっしてそんなことはない。

 

若い男と高齢の男では、

“将来性”についてのオンナの評価がまるで異なる。

 

──そしてそれはたんに、男が高齢であるほど定年が近いから給与総額が〜、という現実的な計算に基づく話ではない。

 

もちろん、21世紀の女はそういう事をアタマで計算するだろうが、そもそもの高齢男との結婚というものに対する不安が、脳みそのもっと深いところに埋め込まれている。

 

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どういうことかというと、

 

年功序列” は自然界ではありえない

 

ということだ。

 

たとえば、チンパンジーの社会では、社会階級の上位(=資源を所有し、思い通りに動かせる地位)に君臨するのは“中年男性”や“高齢者”ではない。

──そこを占めるのは統率力のあるアラサー男性(チンパンジー換算)が多く、ついでバイタリティに溢れる青年が占めることもある。*de Waal, 1982

 

加齢して、すっかりアタマとカラダが弱り切ってしまった中年男性や高齢男性は、自らの社会的地位(=給与、資産)を維持することができず、序列を下げていく。

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ヒトもチンパンジーの系と分かれてから600万年間、つまり人類史のほとんどにおいて、

そのようなかならずしも年功序列ではない社会構造(若いうちは年長が有利≒優位だが、年をとると年長は不利≒劣位になる構造)の元に暮らしてきた。

 

たしかに有史以来、“老人を敬う” という文化は世界各地で見られるが、彼らが部族社会において実際に指導者的地位を占めているケースはきわめて稀である。

 

「老人を敬え」はどちらかといえば、「レディ・ファースト」に近いモラル観から来たものだろう。弱者や、社会的な人的資産(子どもを産める女とともに、老人の経験と知恵は社会共有の資産といえるだろう)をみなで大切にせよ、みなで守れ、という意味だ。

 

ヒトの本来の寿命は55〜60歳ほどだ。

いわゆる“更年期障害” が出始めたらもう人生終盤ですよ、という感じになる。

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オンナはそのために、夫に対してほとんど子育てリソースのみを期待する場合ですら、その将来性を考慮して「中年男を夫に望む」という適応を発展させてこなかった。

 

もちろん過去には40歳や50歳の男との結婚を積極的に進めようとする形質を持ったオンナたちもいただろうが、

結果としては、その後育児がうまくいく割合が低かったのだろうか、遺伝子をそれほど紡いでこれなかった。

 

もちろん、オンナに進化上の適応として備わったものは「男の年齢を外見等から見抜き、それを忌避するシステム」に過ぎないから、もし男がかなり若く見えるなら、年齢なんて関係ないだろう。それはオンナも同じだ。

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また、「オトコが若く見え過ぎても結婚相手には相応しくない」という進化上の適応物としての好みもまた、オンナはたしかに備えている。

 

チンパンジーの社会においても、まだ性機能が成熟したばかりで知恵に欠ける青年オスが群れのトップの座を占めるということはなかなか無い。

 

原始時代のヒトのオンナも、そのような若過ぎるオスと子育て資源の供給契約を結ぼうとは思わなかったことだろう。

 

いくら大金持ちの18歳高校生がいたとしても、オンナの目に「結婚相手として魅力的♡」というふうに映えはじめるのは彼が20代半ばに入ってからだ。

 

そういう男をみても、「うーん、結婚にはまだ早いかな」と女は感じる。たとえ自分が結婚適齢期でも、だ。“なんとなくのフィーリング ” が働くように(進化上)できている。

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もし、その “なんとなくのフィーリング” を力押しで飛び越えていくものがあるとすれば、1. 合理的な思考(いわゆる理性)の働きか、もしくは 2. 圧倒的な情熱によるものだろうが、

(注※ ここではオンナが結婚相手の夫に子育てリソースを求めている場合を考えている、それならば18歳の男であろうと金持ちなら即座に結婚欲求を向けるのが「合理的」な思考判断になる、それが発動しないのはなぜか、という話)

「若い男に結婚欲求を作動させない」という“なんとなくのフィーリング”、これをここまで進めてきた仮定の通りに進化上の “適応物” であるとすれば、「合理的な思考(=ここでは“理性”のこととしている)」こそがじつは不合理であるという可能性も高い。そして進化上で形成されたなんとなくのフィーリングに従った判断こそが、じつは、 現代においても"賢い選択"となる可能性も高いのだ。

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注[また、2. 圧倒的な情熱についてだが、ここではオンナが結婚相手に育児リソース(=資産)を求めている場合、としているので、それは相手の所有する育児リソースに対する圧倒的な欲求、もしくは育児リソースを所有する相手への圧倒的な欲求というふうに言い換えられるが、これらはどちらも、ここでは1.合理的な思考の“愚直”なバージョンと言えるので、とくに考える必要はない]

 

注2[また、考える必要がないものをわざわざ並べたのは、「結婚」というワードは合理的な思考とは正反対のものとして捉えられている向きが強く、「結婚はちょっとな、、」という“なんとなくのフィーリング” を飛び越えていくものは→“合理的な思考判断”だけだろう、という文章展開には、見た目上すこし違和感があり、ヘンに感じられるものであろうからだ]

 

注3[──なお、ここで「オンナが結婚相手に育児リソース(非遺伝的投資)のみを求めている場合」というヘンな仮定をわざわざしているのは、

  • 1. 精子は医学的にほぼ劣化しない
  • 2. ヒトにとっての「結婚」が生物学的にはそもそも非遺伝的投資を主に求める契約だ

ということに拠る。]

 

 

 

──しかし、オンナが「若い男には結婚相手として魅力を感じない」ということは、けっして「セックス相手としても魅力を感じない」ということを意味しない

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前述したように、ヒトの生殖システムは 生物学的に“二重構造=ダブルスタンダード になっている(このタブーについてはまた別のエントリーでゆっくり語る)

 

だから、オンナが若過ぎる男や年取ったジジイを結婚相手には好まないとはいえ、それはオンナが彼らに性的魅力を感じないという意味では無い。

 

トム・クルーズは70になっても若いオンナをセックス相手として調達することには困らないだろう(そしてそれはカネ持ちのおっさんがお気に入りのキャバ嬢を囲っている力学とは別のものだろう)し、10代後半や20代前半のとりわけ若い男に対してもっとも性的魅力を感じるというオンナ(キャーキャーババア)は世の中には掃いて捨てるほど存在する。

 

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──彼女たちは紛れもなく、彼らのタネを自分の中に欲しがっている。

(ただ、オンナは身体の性的興奮をアタマが即座に意識しない──つまりムラムラしていても、心理的なフィルタリングを通過しない限り性的興奮として認知されない*ようにできているので、“わたし、いま、タネを欲しがってる!”と彼女たちが自覚することは少ないだろう)

*Chivers et al. 2004

 

オンナが、彼らに対し「キャーキャー」と滾らせているそれは、明らかに"結婚パートナーとしての需要"とは別のものだ。

 

要は、こういう事だ──

 

たとえ70歳のお爺ちゃんトム・クルーズや、18歳の高校生ジャニーズジュニアと夫婦関係になること(=子育て資源の永続的な供給契約を結ぶこと)に多少のためらいがあるからと言って、セックス相手としての関係まで拒む理由が一体どこにあるだろう??? と。

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以上、見てきたように、

・男が結婚相手に年増な女を選びたがらないロジックと、

・女が結婚相手に中高年のオトコ(また若すぎる男)を選びたがらないロジック

の性質は異なる。

 

もちろん現実には、これから繁殖期というような若い男が自身の結婚相手に閉経間近の年増な女を選ぶこともあるし、

逆にまだ24歳の若い女が子育てのパートナーとしてアラフォーのオッサンや18歳の男を選んで結婚生活を開始することもある。

 

──でもそれは珍しいケースだからこそニュースや知人間の話題として取り上げられるものだ。そのような選択はこれまでのヒトの進化史において適応度が低かった為に、なかなか見られない。

 

そしてここでいう“珍しい”とは、実際に婚姻関係を結んで結婚生活開始することが、という意味であって、セックスしたり、デートしたりといったことであれば現実にもさほど珍しくはなく、生物学的にもよくあり得ることといえる。

 

それは前述したように、ヒトのカップリングシステムが二重構造になっている為だ。

 

 

以下、まとめ。

 

オトコは、女の肉体的な衰えから卵子(子供の元になる細胞体)の劣化を気にする必要が大いにある。

高齢だと母体が出産に耐えられるかも心配だし、せっかく結婚という子作り独占契約を結ぼうと思うのに、子どもをもうけることができる数が限られてしまう。

 

 

オンナは、男の肉体的な衰えから精子の劣化を心配する必要はほぼ無いが、

至近の将来における夫の地位と権力の低下、給与(獲得食料)の減少、家族に対する保護能力の低下、そして死亡などを心配しておく必要性は大いにある。

それは現代では“カネの心配” というふうに観察されるかもしれないが、実際のところは子供の心配だ。

 

 

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